ボイストレーニングでは「呼吸」や「声の出し方」などを練習して
歌声をレベルアップさせるトレーニングをします。
これで音域が広がったり、声量がUPしたり、歌唱テクニックができるようになったりと
色々なスキルが身につきます。
でも、それ以外に、上手く歌う為の大切なポイントがあります。
リズムにのって、歌う事
これが、上手い人の重要なポイントです。
カラオケを歌っている時、音程を正確に歌おう!と意識する事はあると思いますが
リズムを正確に歌おう!と意識する事は少ないと思います。
なぜなら
リズム感が良い=歌が上手い、とは考えにくいからです。
歌を上手くなりたいから、まずはリズム感を鍛えようなんて、あまり聞かないですよね。
◇ ではなぜリズムが重要?
歌の伴奏にはほとんどの場合、一定のリズムがあります。そのリズムに言葉が乗っかっている事で、カッコイイ歌になるんです。
安定したリズムは、人間の耳に心地よいと感じるようになっています。
さらに、安定したリズムに強弱が加わる事で、いい気分になっていきます。
逆に、リズムからズレた歌は、聞く人に違和感を感じさせてしまいます。
この人上手い!って思わせるためには、伴奏のリズムに声を乗せることが重要なんです。
◇ 伴奏のリズムに声を乗せるためには
伴奏のリズムは、ドラム、パーカッション、電子楽器で鳴っていることがほとんどです。
まずはカラオケを流して、歌わずに、リズムの音だけを聞きましょう。
聞こえてきたら、それに合わせて、手を叩きましょう。
リズムが取れたら、手拍子と一緒に歌いましょう。
声を伸ばす所はしっかり伸ばして、切る所はハッキリ切りましょう。
この練習をすると歌に良い変化が出てきますよ!上手くなったねと言われるきっかけになります。
ちなみに、バラードと呼ばれる多くの曲は「テンポ60〜80前後」の速さで作られていて
これは人間がリラックスしている時の心拍数と同じなんです。
アップテンポの曲は110~130前後で、興奮した時の心拍数になっていて
リズムによって感じる印象が全く違うのも、納得がいきますね。