下手なのに、上手い歌とは?

以前、100人以上が参加するカラオケの発表会を見に行きました。

 

とても大きな会場で、ステージも立派で照明がサンサンと輝いていました。

 

そんなステージでの発表なので、出場者のみなさんはめっちゃ気合いがはいっていて、すごい華やかなドレスで登場し、鍛え上げた歌声を思いっきり披露していらっしゃいました。

 

100人以上となるとさすがに色々な人がいて、上手い人もそうでない人もいます。さすがに全く知らない人のカラオケを聴き続けると少し疲れてもきます。そんな中「あ、なんかこの人の歌声いいな〜っ」て直感的に感じる時がありました。

 

それはきっと僕だけが感じていたのではなくて、、会場で聞いていた多くの人が同じように感じていたと思います。実際にその人が歌い終わった後の拍手は、他の人に比べて圧倒的に鳴り響いてました。

 

その人の歌がどんな感じだったかというと、、

 

歌唱力はそこまで飛び抜けて凄かった訳ではないんです。

 

でも、聞いているとなにやら気持ちがざわざわしてきて、心をくすぐられるような感じがしたんです。曲は少し切なめのバラードだったのですが、その歌詞の内容に引っ張られるように胸がきゅんとなって、歌が終わった時には少し感動が残りました。

 

歌唱力が凄くなくても、会場のお客さんの心にはちゃんと届いていたんです。

 

 

以前ブログでもお話ししましたが人間は

 

• 目から55%

 

• 耳から45%

 

で相手を感じ取ります。

 

耳から45%をさらに詳しく分けると、

 

• 言語情報が8%

 

• 聴覚的情報が37%

 

この「聴覚的情報37%」に秘密があるんです。

 

聴覚的情報とは「相手がどんな声でどんな伝え方をしたか」という事なんです。

 

人間の耳は、どんな言葉を使ったのかよりも『どんな声を使ったのか』を敏感に感じ取ります。いわゆるその言葉にどんな感情がのっているのかを敏感に感じ取るんです。なので、いくら丁寧な言葉でお手本通りに話せたとしても、無感情で話したのでは、相手にちゃんと届かないんです。

 

これは歌でも同じ事で、いくら上手く歌っても感情が含まれていなければ、ただの歌声で終わり、聞く人の心にとどまる事はありません。歌声に感情が入る事で、大きなパワーを含んだ表現になるんです。

 

感情が歌にのっている時は、聞いてる人の心をくすぐりますが、歌っている人の心も柔らかくなってとても気分がいいものです♩

 

歌詞のストーリを理解して、それを頭の中でイメージしてから歌うと気持ちをのせやすいのでぜひトライしてみてくださいね!その時はなるべく上手く歌おうとか、テクニックを使おうとか、技術に関しての事は考えないようにしてください。ただただストーリーを思い描いて歌ってくださいね。