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岩渕先生「歌声コラム」です。

 

 

 

「黒人はみんな歌が上手い」

 

そんなイメージなんですが

 

日本人と何かが違うんですか?

 

という質問を頂きました。

 

 

 

・黒人は生まれつきノドが強い

 

・声帯の作りが違う

 

そんな噂もありますよね

 

でも、よく調べてみると

 

 

 

 声を作り出す「声帯」は

 

どの人種も大差が無いようです。

 

 

声帯を動かす「喉の機能」が生まれつき違う

 

と言う事実もないようです。

 

 

 

ただし「骨格」は人種によって違うので

 

「声の響き方」(声質)

 

少しずつ違いが出てきますが

 

それが歌の上手さに直接関係する事はありません。

 

 

 

 

 

 なぜ黒人は歌が上手いイメージ?

 

 

歌はスポーツと同じで

 

「いろんな筋肉」を同時に使って声を出します。

 

 

 

なんとなく歌っているようでも

 

「口内、喉、胸、お腹、下半身」など

 

いろんな筋肉を総動員しているんです。

 

 

 

1曲を全力で歌えば、100メートル走ったのと

 

同じくらいカロリー消費するので

 

まさにスポーツと同じです。

 

 

 

 

 

歌の上手さは身体能力の高さ

 

 

黒人は、体が大きい人が多く

 

「身体能力が高い」といわれています。

 

 

 

身体能力を競う陸上競技や格闘技なんかでは

 

黒人の有名選手が多いですよね。

 

その身体能力が

 

歌に関わっていることは

 

間違いありません。

 

 

 

黒人歌手の歌を効くと、凄くパワフルで

 

声の操り方も並外れて上手です。

 

それはあくまでも、身体機能的な問題で

 

生まれつきの問題ではないんです。

 

 

 

でも

 

黒人の歌のうまさって、身体能力の高さだけじゃなく

 

幼い頃から、音楽に慣れ親しんでいる

 

「文化の違い」

 

感情を包み隠さずに歌にのせる

 

「マインド」

 

上手さとして、心に届いてきますよね。

 

 

 

誰の歌が上手く聞こえるのかは

 

結局は「好みの問題」なのですが!

 

 

 

多くの人が「黒人」=「歌が上手い」

 

と感じるのは、上記のような理由なんだと思います。