僕は「滑舌」「話し方」「ビジネスボイス」などのレッスンも行っているんですが
レッスンされるお客様から
「声を変えるだけで、印象変わるんですか?」
と聞かれることが多いんです。
今日は意外に知られていない、声が与える印象についてのお話です。
「声」が相手に与える印象は45%
人間が、相手をどのように感じ取るかというと
・ 目で見る「視覚情報」から 55%
・ 話す内容の「言語情報」から 7%
・ 声の「聴覚情報」から 38%
と言われています。
この数字を見ると「言語情報」より「聴覚情報」がかなり多いんですよね。
なので、どんな言葉使いをするのかよりも
どんな声で話すか?
が重要ということになります。
これは、声の大きさや声質の問題よりも、声に入っている感情のことを指します。
どれだけきれいな言葉を選んで、相手に話したとしても
その声に入ってる「感情」が悪ければ
相手に良い印象を与える事ができないということです。
もちろん、会話の中で言葉使いは重要です。
乱暴な言葉や、失礼な言葉使いをしてしまうと、印象が悪いのは当然なんですが
お手本通りの言葉使いで、きれいに話せたとしても
それが「無感情」「嘘っぽい」「投げやり」だとしたら
聞き手には「裏側に隠された感情」が自然に伝わります。
人間は、生まれてから死ぬまで、ずっと声をコニュニケーションの道具として愛用していくので
相手の声には、とにかく、すごく敏感です。
あなたの声に隠された感情は、いつも相手に伝わっているんです。
良い印象を与える言葉のテクニックは沢山ありますが
なによりも大事なのは
「言葉通りの感情がちゃんと入っているのか?」
です。
言葉に感情をのせるためには?
自分の言葉に、ちゃんと感情をのせるためには
その場に合った適切な「言葉探し」をやめて
自分の中にある「気持ちに、言葉をつける」ようにしましょう。
例えば、仕事で誰かにお礼を言う時
先日はありがとうございました、おかげさまで無事に達成することができました。
と、無難に言うのではなく
○○さんのおかげで上手くいきました!ほんとに感謝してます!
と「心を込めて」言ってください。
感情のこもったお礼は、誰だって嬉しいものです。
気持ちを込めるのは、けっこうテレます。恥ずかしさもあります。
でも言葉使いより、気持ちの方が大切。
どんな言葉で伝えるかより、どんな気持ちを伝えるかを大切にすると
良い関係を作る事につながります、ぜひお試し下さい!
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