□ いい声の人は印象が良い
□ いい声の人は説得力がある
□ いい声の人はモテる
□ いい声の人は仕事で有利
などなど
一般的にいい声の人は、声で得をするようなイメージがあります。
のど飴を販売する「カンロ」が行ったアンケート調査では
「いい声の人は得をすると思いますか?」
に対しておよそ80%の人がYesと答えたそうです。
「いい声の人は仕事が出来そうな印象はありますか?
に対しても70%の人がYesと答えたそうです。
やはり「いい声の人が色々な面で得をする」という一般的なイメージはかなり強いようです。
そこで今回は
「いい声とは、どんな声なのか?」
についてと
「いい声になるための方法」
をわかりやすくお伝えいたします。
いい声って、どんな声?

ネットでいい声とはどんな声かを調べると
・滑舌が良い
・聞き取りやすい
・優しさを感じる
・よく通る声
・響の良い声
などが出てきます。
僕がボイストレーナーとしての立場で、いい声を表すと
「無理のない発声で、滑舌がよく、程よい高さとボリュームで、耳に馴染む声」
このような言い方になります。
でも、もしあなたが「いい声の人を思い出してください」
と言われたら、誰を思い出しますか?
きっとあなたが思い出す人と、僕が思い出す人の
二人の声の特徴は違うのではないでしょうか。
ある人は優しい声の人を思い出したかもしれません。
ある人は迫力のある強い声の人を思い出したかもしれません。
ちなみに僕は自分が好きな女優さんの声を思い出しました。
このように
いい声は人によって定義が違うんです。
なので、〇〇のような声になればいい声ですよ!
と言い切る事がとても難しいです。
でも、これを言い換えると
いい声は、相手に合わせた声を出す人
と言い切る事ができます。
「相手の気持ちに合わせた声が出せる人」が、いい声の人になるんです。
相手の気持ちに合わせた声とは?

仮にあなたが、発声練習や滑舌練習をして、アナウンサーのように話せるようになったとしても、相手の気持ちとは違う声で話してしまうと、せっかくの練習が無駄になってしいます。
自分が落ち込んでいる時に、大きな声で話されたらあまりいい気持ちにはならないですよね。
逆にあなたが何の練習もしなくても、相手の気持ちを感じて、それに合わせた声で話せば、それだけでいい声だと思われます。
相手が元気な時は、自分も元気な声。
相手が楽しそうな時は自分も楽しそうな声。
相手が真剣な時は、自分も真剣な声。
相手が疲れている時は、優しい声で。
自分がいい声で話すのは、そこまで重要ではありません。
相手の気持ちを感じて、それに合わせた声で話せる人が、本当のいい声だと僕は思っています。
実際に、相手のテンションに合わせて会話できる人が、人に好かれるという調査結果もあります。
これを実践すると、あなたは声もいいけど人柄もいいと思われますので、ぜひ会話に取り入れてみてください。